「挑戦者の素顔」では、鉄拳の近藤がヤンキーインターンの参加者にインタビューを行い、その素顔に迫ります。中卒や高卒として歩んできたこれまでの人生や、鉄拳の近藤だからこそ引き出せる素顔など、地元を離れ上京した若者のリアルを届けます。
本日は、KOTAROです。兵庫県で母と二人で育ち、新しいことを探しに東京へきたその経緯と今の気持ちを聞きました。
インターンに参加する前は
こんにちは、ヤンキーインターン最年少組のKOTAROです。僕はインターンに参加する前までは、学校にも行かずに窃盗、喧嘩、暴走行為とお手本のようなヤンキーをしていました。
得意技は「空ぶかし」
中学の頃から非行に走り、誰かと目が合えば（合ってなくても）お前何見てんねんと噛みつき、校内の防火扉に「殴る、蹴る」といった暴行を加えたりして、何度も警察に捕り本当にどうしようもない人生でした。見兼ねた母親が、人生を変えるチャンスとして16歳の時に留学をさせてくれたのですが、留学先でも乱闘事件を起こしてしまい、結局日本に強制送還されてしまいました。留学先で覚えた英語は Do you wanna fight?(日本語で「喧嘩するけ？」) 日本人以外にも喧嘩を売れるグローバルな人材に。
その後は「もう俺の人生もここまでやな」と思って、周りと同じように現場仕事をして、夜はコンビニ溜まって、時に国籍問わず喧嘩を売る変わらない日々を過ごしていました。
インターンを知ったのは17歳の時。当時地元で揉め事みたいなのがあって、地元の仲間とも疎遠になってたんですね。そのせいでオンラインゲームにどっぷりはまっていて。たまたまそのゲーム上の友達がヤンキーインターンに参加してたんですよ。それで色々話し聞いてる内に、「ここなら俺も立ち直れるんちゃうかな」って思うようになり、18歳になったタイミングでインターンに参加する事にしました。
「何度も命のやり取りをした」という河川敷で。当時は伊丹の狂犬と呼ばれていたとの事。（聞いた時吹きました）
インターンに参加して変わったことは
人の気持ちを考えたり、思いやる事ができるようになりました。
参加した時当初は、うまくいかない事や、大変な事がある度に、やっぱりどうせ自分は変われないとか、もう辞めたろとか、Do you wanna fight?。とか言ってました。ホンマにクソガキでした。周りの参加者のこともなめてたし、俺一番喧嘩強いし偉い！とか思ってました。そうです僕がDQNです。いやDQNでした。
今までにいた場所だと、みんなそんな自分を見放して、離れていったんです。でもインターンの仲間や、先輩はどんだけ自分が暴れても、わがまま言っても見放さなかかったんですよね。みんな悪いことしたら真剣に怒ってくれるし。期待もしてくれてたから。だからその期待に答えたくなって、必死に研修に取り組んでいく内に、成績も伸びていって、考え方も、参加前に比べると、めちゃくちゃ大人になったと思います。自分で言うのも恥ずかしいですけど。
東京で感じた事
地元と比べて楽しさや、可能性に溢れてるところだと思いました。地元にいる時の遊びって、みんなでコンビニの前に溜まるだけだったんですよ。本当にする事ないんで笑。でも東京に来れば遊ぶ場所もたくさんあるし欲しいものも何でも売っている。いままでテレビで見ていた、渋谷、新宿、原宿も目と鼻の先にありワクワクが止まりません！
渋谷で、同じく18歳のTOKURUと
これからの目標は？
もっともっと、勉強して色々なスキルを身につけて、中卒高卒のロールモデルになりたいです。元はどうしようもないヤンキーでも、いくらでも変わる事ができるんだって。そして将来的にはハッシャダイに戻って、社員としてもっと中卒高卒の可能性を広げるために働くことが今の僕の目標です。
尊敬する卒業生TAISONと
これから参加する方へメッセージ
ヤンキーインターンにはいれば今までに見たことのない世界が広がります。やりたいことが特にない人生だったり、地元でヤンキーをしていたりする人生を僕自身がそうだったので否定をしませんが、今からでも十分方向転換して自分の人生を豊かにすることができます。
最初はぶつかることや、不安もたくさん生まれます。
でもそれを乗り越えた先に新しい世界が広がっているのでめげずに歯を食いしばって半年という短い時間を人生で一番内容の濃い半年間にしてください
