卒業生
2020.3.10

「価値観が広がれば、可能性が広がる」やりたいことは動いて見つけた ー 卒業生インタビュー

2,156 view

ヤンキーインターンでは、地元から上京し、家賃や食費の負担の無い、半年間の有給のビジネス研修を受けることで、地元では選べなかった企業への就職や新たな選択肢を得られることができる、中卒高卒・18~24歳・地方出身の方向けの都心体験型インターンシップです。全国から、たくさんの若者が集まるヤンキーインターンでは、これまで数多くの卒業生が自らの可能性を広げ卒業していきました。

今回お話をお聞きしたのは、2018年卒業生の山下 透さん(23歳)です。
山下さんは大阪府出身。不良が多い地域で育った彼は、夢や目標など持たず毎日を過ごしていました。そんな、山下さんは、ある時海外に興味を持つ様になり、単身で3ヵ国を転々と留学。帰国後の進路に悩んでいた所留学先で出会った友人に、ヤンキーインターンの存在を教えてもらい、自分の根拠なき自信を確信に変える!と意気込み参加を決意。半年間のダイレクトセールスコースを経験後、株式会社サーキュレーションに就職しました。
山下さんの卒業後の様子や、ヤンキーインターンでの経験について詳しくお聞きしていきたいと思います。

経営課題にプロフェッショナルの知をめぐらせる


ー現在はどのようなお仕事をされていますか?

現在は株式会社サーキュレーションという会社で、「世界中の経験・知見が循環する社会の創造」というビジョンのもと、企業の経営課題を解決する、プロシェアリングサービスという事業のコンサルタントをしています。
人事やマーケティング、営業や新規事業などを得意とする専門家を必要としている企業様にご紹介するという仕事なので、非常に幅広い知識と、お客様が抱えている本当の課題に気づくことが必要となります。

ー入社した当初はどうでしたか?

入社したのは、僕が21歳の年。現在は中堅層以上の採用が中心ですが、当時は若手採用に力を入れていたタイミングで、運良く最年少入社となりました。もちろん周りは優秀な人しかいないし、それでいて高い志を持っている人ばかり。いざ働いてみると、知識どころか、自分の敬語の使えなさに落胆しました。

任される仕事の重さや周囲の先輩方と自分の能力の差を埋めるために、業務時間外に読書などでインプットしつつ、業務時間中に物凄く初歩的なことに気をつけながら改善を繰り返す、わからないことは自分なりの答えを持った上で素直に聞く。これぐらいしか、当時の自分にはありませんでした。

さらに、お客様は経営者です。自分に対して価値を感じてもらい投資判断をしていただくにはどうしたら良いだろうか悩み続けました。悩めば悩むほど、成長しているのか実感が湧かず、一時期は暗闇の中にいる様な気持ちにもなっていました。しかし先輩のアポイントに積極的に同行をさせていただき、経営者が抱える課題を徹底的にメモするなど、考えつく努力はしていたと思います。

ーその後、どうなりましたか?

最初は「先輩!今日のアポは、僕が60分話します!先輩は下がっていてくださいね!」と意気揚々と言っていたのに、5分も持たない。そんなコントみたいなことを繰り返していたのですが、ある日気がつくと、自分一人で最後まで話しきることができていたんです。何もなかった自分からすると、この一歩は大きな一歩でした。

そうして、入社後8ヶ月目の頃、チーム目標に対して200%弱の達成をすることができ、社内で表彰をしていただきました。また一つ、壁を乗り越えた気がして、とても嬉しかったことを覚えています。
そんな入社当時と比べると、少しは、自立自走することができる様になったんじゃないかなと思ったりもします。

とはいえ、まだ会社の看板のおかげで契約をいただいているのが現実であり、今後「山下」個人に価値を感じていただき、トップコンサルタントになれるかというのが、今のポジティブな悩みですね。なので今も、引き続きインプットは継続をしながら、思考する時間に重きを置いています。

ー悩みのステージがいくつも上がった様に見えますね。

地元にいたときには、工場勤務でボタンを定期的にポチポチ押す仕事をしていました。余裕がありすぎて、足場を組み上げて終われば解体するだけの現場仕事を掛け持ちしていたのですが、どちらも脳味噌の片隅も使うことはなかったです。若くて何でも覚えられる貴重な時期に、あのまま当時の仕事をし続けていたらどうなっていたかと思うと、たまに背筋が凍ります。

ー休みの日は何をしていますか?

半分Netflix、半分仕事ですかね。僕は営業資料などを作るのが好きなのですが、型にハマるのが嫌いなので、通常の営業資料をベースに、お客様のニーズに合わせて、内容から、時にはデザインまで編集を行っています。会社の方やお客様からもその資料良いね!と言っていただけることが多く、ずっと没頭しています。僕はスタートが出遅れた分、今は思考を止めるのが嫌なので脳の筋トレみたいなことは休みの日もする様に心掛けています。

というか、会社の方もお客様も含めて優秀な方に囲まれた環境なので、休みの日はその情報を自分なりに噛み砕いて考えるのが楽しいんですよね。オフィスにはライブラリースペースもあり、会社として知の探究を積極的に支援してくれているので、インプットをしようと思ったらいくらでもできる環境です。そんな所にいながら、自分の興味あるテーマを持たずに、ボーッとするのはすごくもったいないと思ってしまいますね。

インターンで社会を広く知り、就職して構造を知った


ーヤンキーインターンを終えて今も活きている経験はありますか?

一言で言うと「ちゃんとやる」ですね。
凡事徹底という言葉にもつながりますが、ちゃんと部屋の掃除をするとか、朝、約束の場所に時間通りに行くとか、自分の目標やKPIをしっかりと理解した上で実行するとか、門限は無いけどハウスルールを守るとか。そういう一般的に当たり前のことを当たり前にできる様になる環境というのが価値があるなと思っています。
もちろん今の会社で遅刻することも無いですし、ちゃんと物事を数字で捉えて自分のアクションを考えることができるのは、ヤンキーインターンで身についたことだと思います。

営業など、実践的なことももちろん学べますが、その中できちんと半年やりきれば、一番学べるのは本質的な考え方だと思います。就職をしたときに、売るものが変わって、仕事の内容が変わっても、その身についた考え方に落とし込みさえすれば、必然的に結果が出る様にうまく設計されてるんじゃないかと感じています。

ーそれがヤンキーインターンの価値だと思いますか?

企業やビジネスをする前ステップという価値ももちろんありますけど、何より僕たちの様に地元にずっといて、社会を知らなかった人間からすると、社会にはどんな企業があって、どんな仕事があって、という社会を知る時間を持てること。そして一番の価値は自分を知る時間を持てることじゃないかと思っています。

現在の高校生も、目的や夢のないまま進学したり就職して、そこで痛い目にあったり、これが本当に自分のしたいことなのか?と自問自答することで、20代半ばくらいに気付き、軌道修正するパターンが多いんじゃないかと思います。でも、もうちょっとやりたいこととか、夢とかに向き合う時間を持った上で、目的を持った進路決定をして欲しいと思っています。
その目的を見つけるための時間をヤンキーインターンは担っていると思うし、僕も将来的にその様な時間を作ってあげられる事業をしたいと思っています。

ーもっとこういうことを学んでおけば良かったと思うことは?

若さと、ヤンキーインターン生というキャラクターを活用してもっと経営者に会いにいけば良かったなと思います。実は当時から、サイバーエージェントの子会社の社長を訪問したり、何社かそういったことはしていました。が、もっともっと会ってもらえたんじゃないかなと思います。

ヤンキーインターン中にも毎週企業様が講演に来ていただいていますが、僕はもっと会いたかったし、全然足りないと思ってました。それは、今経営者と触れ合ってより強く思いますし、より積極的になれば良かったと後悔する点です。経営者の方々も、気合いの入った若者が来れば意外と時間を作ってくださるんですよね。

ー今でも強く思い出すインターンの思い出はありますか?

社員さん達にユニークな人が多く、いつでも地元にいる様な気分になれたのはあります。
後は、僕の同期は特に意欲的なメンバーが多かった印象があります。そういったメンバーと研修が終わってから、同じシェアハウスに戻り、一緒にご飯を作りながら将来の夢を語り合った時間は、青春だったし価値ある時間だったなと思います。

地元にいて、一人だけ意識が高くなったりすると、すぐに一匹狼になっちゃうし、最悪やっぱり良いやと諦めてしまったりしますよね。それが、ほぼ同じ目的を持った仲間が集まることによって悩みを共有しあったり、大きな夢を”俺たちくさいこと言うよな〜”と思いながらも話しあえる場所はそんなにないんじゃないかなと思います。

ーその仲間達とは今も連絡を取りますか?

みんな頑張っているので、会う回数は減りましたが、定期的に会っては近況報告をしています。みんな各社でMVPを獲得したり、優秀って呼ばれてブイブイ言わせてる奴もいたりするので、天狗にならない様にそれぞれの会社で学んだことをアウトプットしたりしてます。もちろんくだらないことも話しますけどね。
ヤンキーインターンもやっぱり40人近くいると、もちろん合う合わないはあります。普段地元では”合わない”ってなると交流を絶っちゃいますが、そういった人たちの価値観を深く知ることができる様になるのも面白いですね。

ーヤンキーインターン時代よりも最も変わったなと思うところはなんですか?

社会の構造をちゃんと理解をしました。ヤンキーインターン期間中は、まず社会の表面的な情報を広く知ることができます。そうして社会に出て、興味のある部分を深く掘り下げることで、その情報が立体的になりました。
現場や工場しか知らなかった自分はそれが社会の全てだったのに、留学をして、ヤンキーインターンに来て、東京の企業に就職をして。その度に、知識が繋がり広がっていますね。

僕より若い世代にも自らの可能性に気づいて欲しい


ー上京前の自分と今の自分を比べてどう思いますか?

当時は”金を貯める””彼女を作る”この2軸でしか物事を考えていませんでした。
家も裕福ではなかったし、16歳から仕事ができるんだから、自分で必要なお金は自分で稼げという方針の家庭でした。そんな所から、今は”自分のやりたいこと””できること””将来の夢”から、今すべき行動がどんどん具体化されています。視野が広がった、夢が、可能性が広がった様に感じます。

ー地元の友達との関わり方は変わりましたか?

年3回から4回は大阪に帰るのですが、その度に地元のメンバーとは集まります。最近やったのは、地元に閉じこもってる仲間を海外に連れて行くという試みです。移動と海外という価値観に触れたらどうなるのかなと思ったんです。ほとんど連れ回すという感覚かも知れません(笑)パスポートだけ取ってもらって、僕がチケットを勝手に取って、僕は東京にいるので現地集合ね!って。

めっちゃ無理やりですよね(笑)結果友達は英語が喋れないのでイミグレーションで1時間止められて。出てきた時にはすごくキレられました(笑)

でも、そのぐらい無理やりしないと、移動体験をしてもらえないのも理解していて。僕は、僕が留学やヤンキーインターンで知ったこの価値観をみんなにも知ってもらいたいんです。僕のこの価値観が絶対的に正しい訳ではないけれど、せっかく僕という存在と関わりがあるのであれば、僕だからこそ作れる機会を提供したい。もはや義務レベルでそう思っています。

結論、今でもすごく仲は良いですね。

ーどんなことを地元の人には言われますか?

どこの地元も同じかも知れないんですけど、やっぱり地元を離れるという選択は、地元を捨てたって思われちゃうんですね。でも、本音では凄く応援はしてくれていて。こういった経験をしてもらうことによって、僕がなぜ移動をして挑戦しているかの理由は理解してもらえると思うんですよ。結果的に、彼らの行動まで変えたいとは思っていなくって、でもこれからもずっと仲良くありたいからこそ、価値観の共有は大事にしています。

ーこれからの目標はありますか?

いずれは自分の事業を立ち上げたいと考えています。それも教育系で。
究極的に言うと大学を作りたいなと思っています。ミネルバ大学とかN高とか新しい教育のあり方が生まれていますが、本質的な教育はああいった自分の中で”なぜ?”を考えて追求できるものなんだろうなと僕の中で定義しています。それをもっと掘り下げたものをまずは事業として進めたいですね。学生が自分の夢に気づくことができる、それこそハッシャダイがやっている様な学校向けのワークショップなどをしていき、民間企業とつなげることで、情報や機会の提供をしていきたいと思っています。これはヤンキーインターンとサーキュレーションでの経験によって見つけ出したものですね。

これが人生での目標でもあり、若者にもっと自分の可能性を知って欲しいという僕のビジョンですね。

ー今いるインターン生たちにメッセージはありますか?

2つあって。
一つは、感謝を忘れないで欲しいなと思っています。もちろん挑戦をどんな形であれ応援してくれている親もそうですし、価値ある場所を提供してくれているハッシャダイでもありますし、自分が上京すると決断するに至ったあらゆる経験に感謝を持って欲しいなと思います。自ら決断したことに後悔はないだろうし、将来過去を振り返って、きっと自分に対して感謝をすると思います。それを今いながら気づけたら、行動の内容がどんどん変わってくると思います。
俺は迷惑かけてない!と思っている人も、親は僕たちに対して貴重な時間というものは必ず使ってくれていて、迷惑かけているんですよ。不良だった自覚があるなら尚更ですね。だから親孝行はちゃんとしてあげなきゃねって思います。

もう一つは、自由と責任を履き違えない様にということです。ハッシャダイは、在籍するインターンにとって、本当に自由にさせてもらえる環境だと思っています。ただ、自由には責任が伴います。そんな中で、迷惑をかけるような事をしてしまうのは、不義理だと思うし、そこで起こしてしまった事を自分だけで処理できる訳ないんですよね。ハッシャダイに迷惑をかけるかもしれないし、それはつまりこれから入ってくる後輩の可能性を閉ざしてしまうことになるし、大切な親にも恩返しできなくなってしまうし。”自由は正義だ!”じゃなくて、自分の行動に対して責任が伴っているんだよ、ということを考えていて欲しいです。
これができていれば社会に出ても、きっと活躍できるんじゃないかなと思います。

ーこれからヤンキーインターンに来ようかと迷っている人たちにメッセージはありますか?

一回試しに来たら?と伝えたいです。いきなり一人で住むという選択は重たいけど、一週間でも一ヶ月でも良いし、別にダメだなと思ってやめられない訳じゃないんだから、そんなに深く考えなくて良いよ、と。
やっぱり住む環境と関わる人によって、今こうだ!と思ってる価値観もあっさり変わっちゃうと思います。自分の居心地の良い環境にいれば、変わる必要は感じないと思うんですけど、もし今の状況で悩んでいるなら、観光気分でもいいから来たら良いんじゃないかな、と。半年間は結果であって、もしかしたら心からやりたい夢が見つかるんじゃないか?とワクワクした気持ちを持って、気軽に相談したら良いよって伝えてあげたいです。

ー山下さん、本日はどうもありがとうございました!

ヤンキーインターンは若者の挑戦を応援しています

ヤンキーインターンは、東京で半年間の生活をするインターンシップで、未経験の若者に基本的なビジネスマナーや実践的なビジネスなどを身につけるカリキュラムを用意することで、地元では得られなかった様な選択肢を得られるサービスです。インターン中の住まいを0円で提供し、食費や生活費などのサポートも行っており、安心して上京することが可能です。

「未経験だから不安…」、「はじめて地元から出る…」、「仕事やお金はどうしよう…」、など様々な不安があると思います。ヤンキーインターンでは、そんな不安や心配を解消する、無料のカウンセリングを実施しています。
無理な勧誘や面倒な電話は一切ありませんので、まずはお気軽にお問い合わせください。

山下さんのインターン時代の記事はこちら

share
Facebook はてなブックマーク Pocket

Recommend

卒業生
2020.5.29
「非大卒のロールモデルになる」可能性はいくらでもあるということを広めていきたい ー 卒業生インタビュー
卒業生
2020.3.4
「次はきっかけを与える側に」YouTuberに勇気をもらった僕のNextStageー卒業生インタビュー
卒業生
2020.2.19
失敗することで身に付けた「やりきる力」ネガティブな僕の最大の武器 ー ヤンキーインターン卒業生
卒業生
2020.2.12
「モチベーションは存在しない」人生の主導権を持てば僕たちは自由だ−ヤンキーインターン卒業生