卒業生
2020.5.29

「非大卒のロールモデルになる」可能性はいくらでもあるということを広めていきたい ー 卒業生インタビュー

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ヤンキーインターンでは、地元から上京し、家賃や食費の負担の無い、半年間の有給のビジネス研修を受けることで、地元では選べなかった企業への就職や新たな選択肢を得られることができる、中卒高卒・18~24歳・地方出身の方向けの都心体験型インターンシップです。全国から、たくさんの若者が集まるヤンキーインターンでは、これまで数多くの卒業生が自らの可能性を広げ卒業していきました。

今回お話をお聞きしたのは、2018年卒業生の外濱大地さん(20歳)です。外濱さんは大阪府大阪市出身。地元にいた当時から目立ちたがり屋で、中学では生徒会長を勤めたほどのリーダー気質。でもその裏では、複雑な家庭環境の中で部活にも入らず、回転寿司屋でバイトをしながらお金を稼ぐ高校生活を送っていました。そんな外濱さんは、YouTuberヒカルの影響でバズキャリアを知り、バズキャリア主催の就活イベント(ネクステ)を通じてヤンキーインターン参加を決意しました。
ヤンキーインターンでは半年間のダイレクトセールスコースを経験後、ソフトバンク株式会社に販売契約社員として就職しました。
外濱さんの卒業後の様子や、ヤンキーインターンでの経験について詳しくお聞きしていきたいと思います。

貪欲な姿勢が、今の自分を作っている

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ー現在はどのようなお仕事をされていますか?

現在は、ソフトバンク直営店の中でも最大規模の銀座店にて、リーダーとして日々業務しています。具体的には、不定期で行う店舗のイベント・キャンペーン(例えば5G関連や抽選会といった)の企画運営をさせてもらったり、 チームの責任者として数値を向上させる為にマネジメントに勤しむ毎日です。

ーあれ…? 今ハタチですよね?(笑)

はい!店舗内でも、ダントツで僕が一番若いです…(笑)。店舗では4チーム稼働していて、だいたい1チーム5人ほど。立場としてはリーダーですが、年齢も社会人歴も先輩の方々ばかりな職場で働かせて頂いてます。店長、副店長、リーダー、スタッフという序列ですが、二十歳でそれだけ評価して頂けてこういった場所で働けるのはとても嬉しいですし、日々の課題や数字など全てにおいて全力で取り組むことで恩返ししていきたいと思っています!

ー何か表彰されたりしましたか?

入社8ヶ月目の時に、直営店全体の生産性部門にて表彰していただきました!元々は渋谷店に勤務していたのですが、研修2ヶ月目あたりから個人獲得数で一位争いに食い込むことができて、結果的に表彰していただけることになったんです。それもあって入社1年で銀座店に移動することが出来ましたし、銀座店に来てからも評価して頂けたので現在のリーダーに至っている状態です。どちらかというとヤンキーインターンで学んだ分野に直結していた職種だったので、入社すぐの研修中からスタートダッシュを切れたことがとても大きかったと思います。

ーなかなかのスピード出世と言いますか…。悪戦苦闘もあったんじゃないですか?

店舗ごとに客層が全く違うので、今までのやり方を変えないといけないところが大変でした。渋谷に勤務していたころの客層は若年層が多くて、それこそヤンキーインターンの時みたいにフレッシュさであったりお客様とのやりとりの熱量みたいなところで結果に繋げることが出来ていたのですが、銀座のお客様はもっと上の年齢層の方々ばかりで…。初めはそこに合わせるのが苦労しました。例えば言葉遣い一つをとっても丁寧かつ上品にしてみたり、対面して真っ先にメリットデメリットを明確に伝え、とにかく情報と選択肢を与えられるようにしてみたり…銀座での戦い方に慣れてくるまではとても時間がかかりましたね。ただ渋谷でも銀座でも、その場所や環境にあった戦い方を自分で考えて成果に繋げることが出来ているので、そういった分析力や実行力は改めて自分の強みなんだなと実感することができています!

ー確かに客観的に物事を捉えられているような印象を受けました(笑)。ちなみに、休日はどんな過ごし方をされていますか?

実は本職とは別に、株式会社givinというアパレル会社で労務や経理、人事などの仕事もしてまして…(笑)。YouTuberやインフルエンサーを起用してアパレル事業や広告事業を展開している会社なんですけど、ソフトバンクの仕事が休みの日にこっちのお手伝いをしています。

ー大手企業で働いているにも関わらず、スキルアップの為に副業もされているんですか…
元々は、ヤンキーインターンなどを通じて「起業したい」という思いを持つようになっていて、それが動機というかキッカケなんです。例えば広告の知識であったり、今の会社とは違う分野の知識を得たくて。今では経理から人事まで携わらせてもらっていて、、企業するにあたって多くの知識や実務経験はあった方が絶対有効だと思いますし、とにかく新しいことにチャレンジしたかった。だから、本当に楽しみながら両立できています。

環境を変えたことで、全てが変わっていった

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ー今も生きているヤンキーインターンの経験はありますか?

めちゃくちゃあります!例えば数字に対する意識が変わったことや、向上心を持つようになったこと。今思い返すともともと負けず嫌いではあったんですが、高校までの生活ではあまり競い合えるような状況や環境にいなかったんです、部活にも入っていなかったし。だからヤンキーインターンに参加してからは周りにライバルだらけな状況で…自分でも驚くくらい燃えてました(笑)。その時のフィールドセールスの獲得本数が同期で三位。もう少しでトップという結果が本当に悔しかったのを覚えています。それからインサイドセールスに移動して、ちょうど自分の上にいた1~2位の仲間も同じように移動してきたんですよ!願ってもないリベンジのチャンスが巡ってきて、絶対に一位を取ってやる!って、上京前にはなかった一位へのこだわりがそこで現れましたね。改めて、あの環境に飛び込めたことで、自分の中にあった大きな歯車が回り始めた気がします。

他にも感謝の気持ちをちゃんと伝えること、いらないプライドを捨てれたことも今に活きています。僕は言葉遣いに難ありというか…口調がちょっとキツかったんですけど、そういった部分を少しずつ改善させていった結果、変なプライドもなくなったし感謝も素直に伝えれるようになりました。それは上田さんの講演会や、企業の社長さんがいらっしゃる講演会、メンターからのアドバイスで気づくことができたし、シェアハウスという24時間仲間と過ごす環境のおかげで根気よく修正していくことができたと思っています。ヤンキーインターンは、今後の人生でもきっと活きる、人間的な成長を与えてくれました。

ーかなり影響されたようですね。仲間から盗めたこともあったりするんですか?

あります!さっき言った”感謝を伝えれるようになったこと”に加えて、説明会や講演会、わざわざ時間を作ってお会いしていただいた方々には欠かさずSNSなどのメッセージにて感謝の気持ちを伝えるようにしていまして。元々は同期の子が隣でやっていたことなんですけど、しっかり盗ませてもらいました(笑)。あと行動力というか、いろんな人になるべく多く会おうという意識も同期から刺激を受けて身についたことです。社長・役員・起業家と言われる、普通に暮らしているだけじゃ会えないような人たちとコンタクトをとる。それこそ本業とは別でお手伝いさせていただいてるアパレル会社の方の社長とはそういうプロセスを経て繋がることができました。フットワークの軽さやメッセージの徹底など、社会人として有用な習慣がここで盗めましたし、今に活きていると実感しています!

ー他にも学べたことなどがあれば教えてください

ありすぎてもう覚えてないです!(笑) 上京当初は問題だらけで、言われたことが数え切れないくらいあった。言われるたびに改善しよう!即実践して行こう!今日から変えていこう!みたいな積み重ねで毎日過ごしてきたので、あっという間の半年間でしたね。当時は日記を書いていて、その日の課題とうまくいかなかった原因、そして明日からやることをずっと書き起こしていました。そうやって必死に試行錯誤していたので、気付いた時には半年が終わっていたような感覚です。こんなに何かに没頭できたのはヤンキーインターンが初めてです。
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ーヤンキーインターンの価値はどんなところですか?


全てが今の自分に繋がっている
ことです。ヤンキーインターンには、十人十色のいろんな価値を感じると思うんですけど、僕の場合は全部と言っていいくらい全てが今に繋がっています。具体的には、まず大学に行かないという選択ができたこと(もちろん大学に行くことを否定している訳では全くなく)、ソフトバンクに入社できたこと、givinの社長に出会えたこと、そこに繋がる行動力を養えたこと、起業したいという思いが芽生えたこと。このインタビューでお伝えしたことの全てが上京後の半年間に育まれたもので、だからこそ大きな価値を感じています。地元に帰ったら”何やってるかわかんないけど大人になったね”って言われるんですけど、まさしくそういうことなんじゃないかなって…。ヤンキーインターンという環境が、今までの全てを変えてくれたと言っても過言ではありません。

ーでは逆に、もっとこういうことを学んでおけば良かったっていうのはありますか?

ん〜、パソコンに強くなっていればよかったってくらいですかね…(笑)。例えばプログラミングができるようになっていれば、今の選択肢がもうちょっと広くなっていたかもしれません。僕、パソコンに弱くて、エクセルとかワードとか全然使えなかったんですよ…。今はちゃんと使えるようになっています!

ーちょっと意地悪な質問をしてしまいましたね…すみません(笑)。今でも当時の仲間とは連絡をとったりするのでしょうか?

しょっちゅうご飯に行ったりしています!インターンでは先輩だけど年齢は同じ同業の子とか、同期の仲間とかにはよく会ってますね。例えばお互いの近況報告であったり、これから何していきたいのかみたいな今後の展望であったり、そういった話をよくします。同い年で頑張っていて、売り上げも立てていてっていうのを聞くことで”負けてたまるか”っていう闘志がまた溢れてくるんですよ!そういうエンジンを焚き付ける為にも、積極的に同期とは連絡を取り合うようにしていますし、かなり刺激になっています。それと、卒業してからは誰かとお会いするときは自分も価値を与えられるような時間にしようと心がけていて。これは社会に出てから意識するようになったんですが、ヤンキーインターン中は貪欲すぎて自分のことしか考えていなかった。誰と会ったとしても、様々なものを一方的に享受するばかりでした。ハッシャダイ社長の久世さんとお話させて頂いたときに教えられて、いざ振り返ってみると貰ってばかりだったことを痛感しました。その日からはなるべく他人に価値を提供できるようにしたいと思っていますし、だからもっともっといろんなことを学んで自分の人材価値を高めていきたいと思っています。もしかするとそういった意識も、今の向上や成長に対するモチベーションになっているのかもしれません。

根底にあるものだけが、ずっと変わらず自分を支えてくれる

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ー上京前の自分と今の自分を比べてどう思いますか?

上京前の自分は、ただなんとなく日々を過ごすだけの生活を送っていました。バイトをしていても、とにかくお金をもらえればいいや…みたいなごくごく平凡な暮らし。でも上京してからはめまぐるしく生活が変わって、いろんなことにチャレンジしてきたし、毎日考えて悩んで…でも悩みすぎちゃダメだって一歩踏み出して、でもまた悩んで…っていう成長サイクルの中で駆け抜けていました。だから、日常のあり方は180度変わったと思っています。具体的に言うと、睡眠時間が少なくなって、さらに活動時間の過ごし方が濃くなった。だから1日の濃度が高くなったし、無駄な時間を過ごすことがなくなったと思います。あと見た目に気を使うようにもなりましたし、言葉遣いも丁寧になって。一番は、相手の粗探しをしなくなったことですかね。上京前は相手の悪いとこばかり見ていたんですけど、今では相手のいい部分に注視できるようになりました。これもヤンキーインターンを通した人間的成長の現れです!

ー仕事における目標を教えてください

この人について行きたいと思われるような、頼られるリーダーになりたいと思っています。起業したいことや負けず嫌いであることにも繋がっているのですが、やっぱり誰かに頼られたいし、頼ってもらえるような存在でありたいと思い続けています。頼られるリーダーになれたあかつきには、価値を享受するだけじゃない与える側になれたってことだと思いますし。アパレルの方ではこの会社にいて楽しいと思ってもらえるような環境づくりをすることが目標です!

ーでは、人生の目標は何か?

非大卒のロールモデルになることが夢です。それが夢です。頼られるリーダーになることもそうですけど、誰かの目標になりたいっていう思いが根底にずっとあるんです。さらに、僕が知っている社長さんや起業家の中で非大卒の人ってすごく多いんですよ。でもその方々はわざわざ「自分、非大卒です」なんて言いません。だから、非大卒にも可能性はいくらでもあるということを僕がもっと広めていきたいんです!もちろん大学を否定しているつもりは全くなくて、大学に行きたいなら絶対行った方がいいと思います。ただ、大学に行けなかった人、諦めてしまった人、大卒じゃないから就職は厳しいと思い込んでいる人、そういう人たちに希望を与えたくて、そのためにも今は寝る間を惜しんでより多くのことを学んでいる最中ですね。

ー最後にインターン生に応援の一言と、インターンに来ることに悩んでる人たちに一言があればお願いします

インターン生には、向上心を持って泥臭くやっていってほしいです。泥臭く必死になることで、半年後の自分がより良くなると。あ、あと講演後には感謝の気持ちをメッセージで送るように、ね(笑)。大切だと思います。

ヤンキーインターンに来ることに悩んでいる人には、試しでも、違った環境に飛び込むことはいい経験になるよと教えてあげたいです!ヤンキーインターンで成長できることはたくさんあるし、人脈も広がるし、ヤンキーインターンに来ると言う選択そのものに価値があるんじゃないですかね…。人生を変えるきっかけになれば最高だと思います。自分も人生が変わった中の一人ですので、恐れず飛び込んでほしいと思います!

ー外濱さん、本日はどうもありがとうございました!

ヤンキーインターンは若者の挑戦を応援しています

ヤンキーインターンは、東京で半年間の生活をするインターンシップで、未経験の若者に基本的なビジネスマナーや実践的なビジネスなどを身につけるカリキュラムを用意することで、地元では得られなかった様な選択肢を得られるサービスです。インターン中の住まいを0円で提供し、食費や生活費などのサポートも行っており、安心して上京することが可能です。

「未経験だから不安…」、「はじめて地元から出る…」、「仕事やお金はどうしよう…」、など様々な不安があると思います。ヤンキーインターンでは、そんな不安や心配を解消する、無料のカウンセリングを実施しています。
無理な勧誘や面倒な電話は一切ありませんので、まずはお気軽にお問い合わせください。

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