卒業生
2016.12.25

〜専門卒から再就職。高卒として0から出直す決意〜挑戦者の素顔|TOYOAKI(22歳)

4,218 view

対談インタビュー「挑戦者の素顔」では、MENTORの杉山がヤンキーインターンの参加者とぶっちゃけトークを繰り広げます。中卒や高卒として歩んできたこれまでの人生や採用担当だからこそ引き出せる素顔など、地元を離れ上京した若者のリアルを届けます。
本日は、建築系の一家で育ち専門学校を出たが、再び0からの出発を目指し上京したTOYOAKIです。

MENTOR|杉山(通称:すぎちゃん)
ハッシャダイの人事採用担当。インターンシップの受付対応を行っている。自分の過去の体験を活かし、学歴がなく地方でくすぶっている若者に対して面談を行なっている。いつもはメガネをしていない。

「とりあえず」で「なんとなく」過ごしていた日々

今日はTOYOか〜!実はTOYOは俺が面談せずに参加した数少ない一人だよね!今日はがっつり話したいからよろしくね!

そうですね!僕もゆっくり話したかったです!

TOYOは地元の先輩がHASSYADAIの参加者と仲が良くって、怒涛の勢いで参加が決まった覚えがあったんだけど実際どうなって参加に至ったんだっけ?まず、TOYOって正式に言うと高卒じゃないんだよね?

そうですね。ちゃんと言うと専門卒に当たります。僕はもともとお父さんが一級建築士で自分の建築事務所を持っていたんです。結果、お兄ちゃんも一級建築士になったので会社を継ぐ予定なんですけど、僕も同じように高校から建築系の学校から専門学校にまで通って、外部塗装に強い企業に就職しました。

あ、そうだったんだね!やっぱり建築が好きなの?

実は好きでもなく嫌いでもなくという感じでした。家族が建築系だからとりあえず勉強していたのもあるし、やることってすごく細かくて自分には向いてないなと思っていました。実際就職してからも、地道な作業だし刺激のない毎日でしたね。それでも何か学べることはあると思ったし真面目に取り組んでいたとは思っています。もちろん楽しい部分もありましたし。

なるほどね。じゃあ、そのまま続けようとはならなかったの?

いや続ける気もありました。ただ、その会社で…ある意味、唯一刺激的なことが起こったんですよね。

え、なになに怖い。

就職して2ヶ月目でその会社が廃業してしまいました。(笑)

ピンチは僕にとって最大のチャンスだった

いや、笑えない笑えない!大丈夫だったの!?

いや、もちろんめちゃくちゃ焦りましたよ!すごく不安にもなりました。でも、ある意味僕にとってはこれってチャンスなんじゃないかな?と思いました。これまでの人生で考えたことも無かった全く違う仕事に挑戦するチャンスなんじゃないかと。まだ若いし、高卒の子たちと肩を並べて働いてもまだ追いつけるんじゃないかとも思いました!

すごいポジティブな発想の転換だね。一見誰が見てもヤバい状況が、TOYOにとっては初めて自分と向き合うタイミングになったんだね。

そう思ってからは、何故か急にワクワクしだしたんですよね。もちろんすぐには仕事も見つかってなかったんですが、どうせだったら全く違う環境で挑戦してやろうって!僕は滋賀県のどちらかというと田舎出身だったんですが、ずっと憧れてた東京に行こうと思ったんです!そこで、なんとか東京に行くきっかけを掴もうとしていた時に、中学の野球部の先輩が「友人が東京で中卒や高卒の子を受け入れいて、ビジネスを一から学べる会社をしているから一緒に行こう」と誘ってくれました。確かに建築以外学んだことはなかったし、勉強しながら働けるのであれば一石二鳥だと思いました。そして次の日には東京に向かっていました。今思うとこの人がいなかったら今の僕は無かったし本当に感謝しています。

すごい展開だね!そして社員と話したんだっけ?

そうです。その時杉山さんがちょうど不在で、社員の人が対応してくれました。すごく丁寧に研修内容を教えてくれて、ほぼ同い年の子たちが頑張っている環境が魅力的すぎて「地元に帰ってすぐに戻ってくるんで、参加しても良いですか!?」とその社員の方に相談していました。

その後、社員から「あの子は本気だから絶対に参加させてあげたい!僕が保証します!」と言われたのにはびっくりしたよ。(笑)今ではそんな参加の仕方は誰もしてないし、TOYOはかなりのレアケースだね。

で、地元に帰って3日後に友達にも親にも言わずに上京しました。

えええ!言ってなかったの!?なんで!?

まあ地元の友達には説明するのがちょっとだけ面倒くさかったんですよね。結果を出してからこんなことしてたんだよって説明すれば良いかなって。親にも反対されると思って言いませんでした。

そりゃ親御様は絶対心配するよ!ちょ、今すぐ連絡しな!!

いや、もちろん上京してすぐに、勢いで出てきてしまったことと、何をやっているかを説明しましたよ!最初は都合が良すぎだとか騙されてるんじゃないかと心配されました(笑)でも今では僕の成長を電話越しで感じてくれてて応援するようになってくれています。健康をすごく気遣ってくれてたまに食べ物を送ってくれます。

あーよかった。優しい親御様だね。

先にちゃんと言えば良かったなと今では後悔しています。僕のことを大切に思ってくれている両親だからこそちゃんと話せば理解してくれていたはずですしね。でも、ヤンキーインターンに参加する前はその説明をうまくできる気がしませんでした。

周囲のイメージをぶち壊す

確かに(笑)俺も最初は、この子本当に大丈夫かな?とちょっと思ってしまうぐらい物静かだったイメージがある。

そうなんですよね。昔からすごく生真面目でどっちかと言うと当時のインターンの参加者にはあまりいないタイプでした。

でも、そこからかなり変わったよね!

インターンの中にはフィールドセールスがあるのですが、対面でお客様とお話しする機会があります。最初の3ヶ月は正直かなりきつかった覚えがあります。意識して笑顔で話したこともなかったし、そんなに考えて話したこともなかったし。

だよね!でもなんで続けられたんだろう?

友達伝いで聞いたんですが、僕がそう言ったことをやっているって聞いた専門時代の知人が「あいつがフィールドセールス!?絶対無理やん」と言っていたそうなんです。それで僕的には火がついて、そのイメージをぶち壊してやろうと思いました。

具体的にはどんなことをしたの?

自分と真逆の人、要は話すのが上手で当時研修の成績が一番良かった人のトークを完全コピーしました。そこからガラッと変わって、ちょっとしたコツを得た感覚までありました。そりゃこれまでコミュニケーションの地力がないんだから0から生み出すよりも真似たほうが早いですよね!

その方法は賢いね!何より自分で解決策を見つけ出したのが偉い!

それから定期的にある講演会も自分にとってかなりプラスになっています。特に上田浩史さんの講演は社会人として本当に格好良くいつも前のめりで聞いてしまいます。そんな成長の毎日でしたが、現在参加して5ヶ月目に当たり、先日面接を受け無事人材系の企業に内定をいただきました。参加前の僕だったら絶対に内定はもらえなかった企業だと思います。

そうだよね!本当におめでとう!!…と同時にやっぱりTOYOがいなくなるのは寂しいよ泣

渋谷にオフィスを構えている企業なんで、休みの日はすぐ来ますよ!参加者にも会いたいですし、今OBの人がたまに来てくれるみたいに僕も社会に出て学んだことを教えてあげたいですし。

嬉しいこと言うな〜!!!

もう一ステップ、社会に出る前のチャージ

卒業まで実質残り2ヶ月あるわけだけど、やり遂げたい目標なんかはある?

そうですね。残り2ヶ月は自分の中でこれまでより高い目標をもって取り組みたいと思っています。社会に出てから人の上に立ことができればいいと思っていますし、どんどん新しい提案をできるような人になりたい。だからハッシャダイをその予行演習の場として活用させてもらおうと思っています!

是非うまく活用してほしいな!じゃあ最後にこれからインターンに参加する人たちにメッセージをもらえる?

今までの自分と変わりたい人は多くいると思っていてそう言う人たちにメッセージを届けたいです。僕はほぼ建築以外に無知だったので、より成長に焦点を当てられるような状態に自分を持っていかなければなりませんでした。その際に、いくら気持ちだけ変わろうと思っても難しくって、簡単なのは環境を変えることだと思います。環境の変え方は色々です。付き合う人を変える、場所を変えるなど。それを一気に解決できることの一つが上京と言う手段だと思っています。もし少しでも気になる人は僕みたいに見学にくればいいと思います!ほとんどの不安は解消されるので!

そうだね!交通費の問題で来れない人にはビデオ面談を採用しているので、研修の様子を地元にいながら見学することも可能だしね![PR]

ちょっと、あからさまなPRはやめましょうよ(笑)

過去の記事はこちら

〜高校中退から逆転を目指す〜挑戦者の素顔|RYUHEI (21歳)

share
Facebook はてなブックマーク Pocket

Recommend

卒業生
2020.5.29
「非大卒のロールモデルになる」可能性はいくらでもあるということを広めていきたい ー 卒業生インタビュー
卒業生
2020.3.10
「価値観が広がれば、可能性が広がる」やりたいことは動いて見つけた ー 卒業生インタビュー
卒業生
2020.3.4
「次はきっかけを与える側に」YouTuberに勇気をもらった僕のNextStageー卒業生インタビュー
卒業生
2020.2.19
失敗することで身に付けた「やりきる力」ネガティブな僕の最大の武器 ー ヤンキーインターン卒業生