CHOOSE YOUR LIFE MODEL
KEN TSUKAHARA ファッションブランド KENVY CEO&designer
現役大学生でありながらアパレルブランド KENVY を立ち上げ、公式 Instagram は 1.2 万フォロワー、個人アカウントは 7.3 万フォロワーで一般人と して第二位のフォロワー数を持つインフルエンサーでもある。 端正なルックスに彼のアイコンとなっているサングラス。一見、順風満帆華や かなインスタグラマーに見える彼の裏には並大抵ではない努力と揺るがない信 念によって行われてきた CHOOSE YOUR LIFE があった。
いつもは外さないサングラスをそっと外し、彼は語った。
サッカーに明けくれた少年だった。
幼い頃から多くの習い事をたくさんさせてもらっていた。サッカー・水泳・体 操・そろばん。幼いながらに、これだけのことをさせてもらうのは当たり前の ことではないと気づいていた。だからこそ全部に全力だった。 いつからはこの習い事の中から一つを極めて恩返しをする。それが小さい時の 夢の一つでもあった。 その中で極めると決めたサッカーでは、一度の落選をバネに京都市選抜に選ばれ、高校でも推薦で入学をする予定だった。
しかし、入学直前のタイミングで怪我により推薦入学の権利を失ってしまう。 悔しかった。そんな気持ちをさらにバネにし、勉強で入学した高校でイギリス に留学をした。 サッカーへの未練は正直あった。でも今度こそ、目の前にある英語を極めてい き、これで恩返しをしようという最中、自分のつたない英語に腹を立てた外人 に罵倒された。 焦り、必死に話そうとするが言ってる意味ももはやに入ってこなくなっていた。 外人の形相やかろうじて聞き取れたことから 「大して努力もしてないのに、外国に来るからこうなるんだ。努力不足だ。お 前の信念はなんなんだ。出直してこい。」 そう言われたわけではない。しかし、僕にはそう言われた気がした。
インスタでファッションを載せる
僕の信念ってなんだろう。サッカーと英語で違っていたことはなんだったんだ ろう。そんな思いを大学まで引きづり持ちながら過ごしていた。 そんなある日、ふと見た雑誌でイケメン美容師であり読者モデルをしている方(三科光平さん)を見か けた。 イケメン度にも衝撃を受けたが、何よりカリスマ美容師でありながら、イケメ ンとしても皆に認められている姿に輝いて見えた。 自分が好きなことをしながら、それを認めてもらい仕事をする。こんなに素敵 なことはない。 そして、昔からプライベートでこだわっていたファッションを Instagram にあげた。自分のスタイルには自信もあったし、もしかしてみんなに認めてもらう ことができるかもしれない。そう思った。
周囲や社会からバカにされる
しかし、その反応は予想とは反していた。まずファッションの写真をあげると 周囲から叩かれた。ただのナルシストの様な扱いをされた。 そうではない、僕は僕のファッションに共感してくれる人を見つけたいだけな んだ。そういう思いで写真をあげ続けた。 すると、変わらず周囲からのいじりもあったが、急にフォロワーやリアルでも ファッション好きの友達が増えだした。今現在もお世話になっているファッシ ョンインスタグラマーの方々とも続々と繋がりだした。 しかし、そういったフォロワーが増えると次はネット上で見ず知らずの人から 叩かれた。罵声を浴びせられた。 「大して努力もしてないのに、ファッションの世界に来るからこうなるんだ。 努力不足だ。お前の信念はなんなんだ。出直してこい。」 かつての英語の時の様に、またそう言われた気がした。 さらに、追い討ちをかけるように家族にも心配をされた。 今回も英語のように長く続かないかもしれないし、サッカーの時のように続け れられなくなってしまうかもしれない。そうなった時に就職はどうするんだ、と。
どこかこれまでと違う自信はあった。だけど自分自身も不安だった。
CHOOSE YOUR LIFE – 1 つのいいね –
そんな不安を抱きながらいたある日、いつも通りファッションを投稿した。 何気なく画面を更新すると、いつも通り投稿後すぐに 1 いいねが増えていった。 ふと、気づいた。 自分の投稿を楽しみに待ってくれている人がいる。それがこれまでの自分がや ってきたことと違うところ、僕が持つ微かな自信のかけらなんだと。 ここから僕は信念を持った。自分と同じ悩みを持つ人にだけファッションを届 けてみよう。 自分が身長が高くサイズが合わないこと。細部にこだわったバックが好きなこ と。好きなファッションを好きに着ること。 それだけを考え、初めて自分で試しにハンドメイドのアパレルグッズを作って 見た。するとこれまで以上に反応が増えた。その数はそれまでの数 100 いいね から数 1000 いいねへと伸びていった。 そして、周囲の叩いていた人たちも心配していた親も自分のことを理解してく れるようになった。 僕に足りなかったのは、やりたいことを突き通す信念だった。 信念はネット上での批判も自分のエネルギーへと変える。そう気づいた。
KEN TSUKAHARA × HASSYADAI
若者の選択肢を増やし挑戦を応援するハッシャダイの事業を初めて知った時、 ふと疑問に思った。
Instagram や DM でも質問を受けることが多い中で、将来何をしたらいいかわ からない若者が多いということを知っていた。 だからこそ、なぜこうした問題を解決できる企業と問題を持つ若者が接点を持 てないのだろうかと思った。 これを解決するにはネット上などの既存のアプローチではなく、今だからこそ リアルに近いアパレルという手段の効果が高く自分が最も力になれるところだ とすぐに感じた。
まずは私と HASSYADAI で中卒・高卒の若者が挑戦する舞台を広げ、今後その 認知を広げたいと思っています。 その基盤となる、”挑戦することがダサい”とか”本気になって失敗することが怖 い”という風潮をなくしていきます。
「挑戦することはカッコいい」
僕だっていっぱい失敗してきたんだから。
KEN TSUKAHARA
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