「VAZって、あのYouTuberヒカルや、ラファエル、禁断ボーイズが所属している企業ですか!?」
ヤンキーインターン参加者に、「株式会社VAZの社長が講演にいらっしゃるよ!」と言ったら、インターン生は喜びを爆発させていました。
ハッシャダイではヤンキーインターン参加者のために、これまでの人生で決して出会うことの無かったような講演会を定期的に行なっています。
VAZは、70人以上の著名インフルエンサーが所属する日本最大級のYouTuber事務所で、広告主に対して若年層へのマーケティング支援をしています。また、インターネット発ブランド「Mel」など、インフルエンサーの若年層への影響力を活かしたメディアを運営しています。現在はハッシャダイの提携企業としてもご協力いただいております。
今回の講演会は株式会社VAZの代表取締役社長 森泰輝氏と株式会社ハッシャダイ取締役 橋本茂人が対談形式でお話ししていただきました。今回はその一部をご紹介します。
今の世代での当たり前が、5年後10年後当たり前ではなくなっている
森「きっと、ここにいるインターン生の時代では、初めて持ったケータイはi phoneのようなスマートフォンですよね。何か気になることがあったらスマホで調べる癖があると思うし、暇つぶしにはYouTubeを見て時間を潰すことも多いと思うんですよ。でもこれって、ここにいる皆は当たり前のようにやっていることだと思うんですけど、自分たちより5歳上の人のケータイはガラケーが当たり前だったし、自分たちのお父さんお母さん世代は、ケータイすら持っていなくて、暇つぶしはテレビを見て過ごすのは当たり前だったんですよね。」
橋本「確かに。僕と森さんは同世代(20代後半)なんだけど、自分らが高校生の時は今の若い子と比べて携帯やスマホよりもテレビを見る時間の方が長かったし、初めて持ったケータイもガラケーでしたもんね。しかもスライド式のケータイがかっこいい世代(笑)。
調べ物をするってなったらケータイじゃなくてパソコンで調べるのが当たり前。
YouTubeも調べ物をする時にちょっと見るくらいで、僕自身やっと最近インターン生の影響で見始めました。最初見た時、正直面白いって感じはしなかったんですけど、今では理解できるようになってすごく面白くて(笑)。YouTubeを見るのが日課になりました。
森「そうなんですよね。今の話でわかるように、たった5年の年の差で自分が当たり前だと思っていたことが当たり前ではなくなってしまうんです。
信じられないかもしれませんが、僕たちの毎朝のクラスでの話題って今まで「昨日のドラマみた?」だったんですね。けど、今の中高生は毎朝のなんでもない会話が「昨日のヒカルの動画みた?」になっているし、僕たちの世代より上だと自分の近況報告はFacebookでするのが当たり前だったけれど、若者はTwitterが主流なので1日に3回以上はTwitterをみるし、何かあったらTwitterで発信するっていうのが当たり前なんですよ。
このようにみるメディア自体が分かれていくことによって、もっと短いスパンで世の中の当たり前が移り変わっていくんですよね。なので、自分が当たり前だと思っていたことが当たり前ではなくなっていくんですよ。」
森「だからTwitterの話でいうと、まだ僕らは当たり前って思っていたんですけど、僕のお父さんやお母さん世代からしてみれば話も理解できないし、この話をしたらすごく驚くんですよね。自分が当たり前だと思っていたことはもう当たり前ではないんだ。っておもいました。昔は有名になる方法といえば、TVに出るしかなかったんですよ。世間が見ているメディアがTVしかなかったので。でも今は変な話、誰でも有名になれちゃうんです。Twitterでも素人の投稿が何万回もRTされることもありますからね。より一般層の共感を得た人が有名になれる時代なんです。」
大学中退の理由
森「実は僕、大学を中退予定なので高卒なになるんです。早稲田大学入学しました。もともと頭が良かったわけでも何でもないので高校生の時必死に勉強して大学に入りました。入学してすぐにサークルに入ったんですけど、そのサークルの卒業生が大手企業に勤めた人で、OBとして遊びに来てくれた時にすごく偉そうにしていました。すごい人なのかな?と思っていたんですけど実務を聞いてみると実際は全然何もしていなかったんです。大企業に勤めていてすごい人はたくさんいるんですけど、こうはなりたくないって思ってしまったんですよ。だから、このまま大学に行っている意味はないと思って辞めようと思いましたね。」
橋本「思いきりましたね!そこからすぐに起業したんですか?」
森「起業はしたんですが、すぐにしたわけではないんですよね。当時は、今みたいにインターンの受け入れ先もそんなになかったですし、自分が成長できる企業にすぐに採用してもらえると思わなかったんですよね。だから自分のできることから始めようって思って。それが起業だっただけなんですよ。」
インターン生に向けて
橋本「興味深い話をたくさんありがとうございました!最後に、インターン生に一言、メッセージをお願いします。」
森「皆さんこれからヤンキーインターンが終わって就職すると思うんですけど、働く上で何事にも、とにもかくにもコミットメントすることが大事だと思います。社会に出ると、ちょっと賢いとか、ちょっと勉強できるとかそんなことよりも、一つのことに熱中してやりきることができる能力の方が必要とされます。俺はこんな仕事向いてないんじゃないか?って途中で断念している人も世の中にはたくさんいるんですけど、それは言い訳を作って逃げているだけの言葉なので、できる理由を探してコミットして継続してやりきること。これを大切にして欲しいですし、ヤンキーインターンにいる間に身につけて欲しいと思います。これだけは時代が変わっても、唯一変わらない部分だと思っているので。」
まとめ
今回は、今までの私たち(16歳〜22歳)の世代が当たり前だと思っていたことが当たり前ではなくなり、時代が常に変化していることや、働く上で何事にもコミットメントして、全力でやりきることの大切さをお聞きしました。
インターン生は、必死に話に耳を傾けながら「これからの時代の変化に自分もついていけるように日々新しいことに取り組みたい」と目を輝かせていました。
ハッシャダイの社員としても、今回の講演会を聞いてインターン生は将来の目標に向かって自分が今何をしたらいいのかを再度見直す良い機会になりました。
森さん本日は、貴重なお話ありがとうございました。
森 泰輝様
1990年、和歌山生まれ。早稲田大学休学中。平成27年7月に、若年層マーケティングとして、インフルエンサーマーケティング事業及びSNSプラットフォーム事業を行う株式会社VAZ を設立、代表取締役社長に就任。大手企業を中心に60社以上のプロモーションを手掛ける。