今から約1年前、2018年7月にハッシャダイ ヤンキーインターン参加者に講演してくださった株式会社ユニポテンシャルの平山 里桜さん。
今年は前回よりももっと多くのヤンキーインターン参加者に、自らの体験談を踏まえて”今、考えるべきこと”を講演してくれました。
【『大企業の看板、綺麗なオフィスビル、そんなものよりもっと大事なものがある』《 ヤンキーインターン講演会-平山 里桜》】
最初に就職活動中に撮った当時の平山さんの写真を映し出し、「みんなが面接官だったら、この写真を見てどんな印象を受ける?」と問いかける平山さん。
「東大の方なのかな?」
「コミュニケーションが上手な方なのかな?」
「綺麗…」
とインターン生たち。
「これ見て、汚いなとか清潔感がなさそうとは思わないですよね?写真で清潔感が伝わった方が良い。実際の今の私とは、またイメージ違いますよね?実際の印象とギャップをつけたもの勝ち。第一印象は大事!!綺麗に見せれた方がお得。これ豆知識です。」
モチベーショングラフシートで自分のこれまでの人生を振り返ってみよう
美人なお姉さんが講演してくれる!と、インターン生たちのドキドキワクワク感が伝わってくるハッシャダイ原宿オフィス3F。
「お昼ご飯の後なので、本日はワークを多めにやっていきましょう!」と、みんなの眠気まで気にしてくれる優しくもハツラツとしている平山さん。
「『みなさんの原体験は何ですか?』というのは就職活動でよく聞かれます。まずはモチベーショングラフ書いてみてください!正解はない、自分を見直すだけ!」
今までの人生をグラフで表すモチベーショングラフシートを記入します。
下がった時は何が原因だったのか?
上がった時はどんな良いことが起きたのか?
今はどのくらいの位置にいるのか?
「いつからモチベーション上がってる?意思決定した軸が必ず、あるはず。私の場合はエスカレーター式で高校受験しなくても良かったけど高校受験したとか。」
若干20年間の自分の人生を振り返り、真剣に書いていくみんな。
ジェットコースターのようなグラフになっている子もいれば、平坦な子も、右肩上がりの景気の良い子と様々。
「各々で決めた軸があるはずで、他人からしたらそこは気になるはず。だから就職活動で『みなさんの原体験は何ですか?』とよく聞かれるんです。だから、なぜそういう選択をしたのかを考えて欲しいなと思います。」
モチベーショングラフシートを書き終えたら、隣の人と5分間、相手に質問しあう時間。
自分の頭の中で考えているだけのことと、実際に他人に聞かれて口に出して答えることって随分違うもの。
前回の講演から約1年…平山さんの変化とは
「私のなりたいかっこいい大人って何だろう?と考えたときに、前職のような大企業だと”○○○の平山”と言われます。その場合、社名は記憶に残っても平山という名は残らない。そうではなくて”平山がいる○○○”と言われたい。会社のブランドに頼らずとも、生きていける人ってかっこいいって思ったんです。」
前回ハッシャダイで講演していただいてから早くも約1年が経った今。
その間、平山さんに起きた変化とは…。
「まず、会社の中で1番売る営業プレーヤーになりました!そして、肩書きはマネージャーに!前職の大企業だったらマネージャーになるには男性で最年少36歳。だからそう考えたら今マネージャーになれたということは10年飛び越えた感覚です。そして、2名のメンバーを見る立場になりました。大手だとなかなか難しいことが叶ったんです。挑戦できる環境というのがベンチャーの良いところです。あとは、SNSなどの自己発信もできるようになりました。大手企業だと会社のあれこれを書いてしまうと問題になるというリスクヘッジでSNSで大々的に発信できないことも多いんです。」
と、この約1年の間に着実に「なりたいかっこいい大人」に近づいている平山さん。今、彼女のモチベーションが高いということはすぐに分かる。目がキラキラと輝いているし、とにかくオーラが明るい。
「想いとしては、1プレーヤーから脱却してマネージメントに力を入れていきたいなと思っていること。それが1年前と変わったことかな。」
一歩進むごとに想いも成長する。
「20代のうちにいかに何をしたかによって30代以降の人生はめちゃくちゃ変わります。」
「情弱な人が本当に損をする!」
「TVCMなどで出てきている情報を全て鵜呑みにするのはNGです。とにかく、情弱な人が本当に損をする!!情弱にはなってほしくない!!」
「情弱にならないための情報源はどうしたらいいですか?」というインターン生の質問に、細かく為になる名前を出して説明してくれる平山さん。
情報が溢れている今、無駄な情報に埋もれてしまうのではなく、個人の利益のための情報に踊らされるのではなく、きちんとチェックするべきところを抑えて効率良く、正しく為になる情報を得ること。
難しく思えるかもしれないけれど、ちょっとしたコツやからくりさえ知っておけば誰でもできること。
平山さんの教えてくれたポイントは、これから更に増えていく情報社会の中で生きていくインターン生たちに必ず役に立つことでしょう。
30歳の時にどんな”自分”になっていたい?
1人ずつ、30歳の時にどんな”自分”になっていたいかを発表します。
「内定もらった企業の役員になりたい。コーチングにも興味があるのでプロコーチの資格を取っていたい。人を幸せにしたいということが軸にあるので周りを笑顔にしていたい。」
「従業員数30人の社長で月収300万!30歳から彼女探しをして35歳で結婚したい!」
「周りに影響力のある人間になりたい。同世代の人間にかっこいいと思われる大人になりたい。」
「ベンチャーの役職についていたい。人間力が高い、挑戦力がある人間でいたい。年収1千万以上を稼いで家族と幸せに暮らしたい。市場価値が高い人間になりたい。」
「起業していたい。フォロワー2万人以上欲しい。可愛い子供が2.3人欲しい。」
「休みの日が楽しみ、ではなく毎日が楽しいと思える生き方をしていたい。」
「フリーター・実家暮らし・車なし・バイト収入月15万・休日はスロットなどという、そういう大人にはなりたくないから、敢えて大変な道を進みたいと思う。」
とにかく様々な答えが上がっていきます。
「私の場合はこんなに将来のことを考えたことがなかった。だから、なりたい像よりもなりたくない像を明確にしています。あと、発言の際に名前を言って、みんなに聞こえる声の大きさで話すことがとても良かったので続けてください!」
と、平山さん。
自分のなりたい姿になれる道を。
最後に
「大手企業にもベンチャー企業にも、どちらにもメリット・デメリットはあります。どちらが自分のかっこいい大人なのかよく考えてほしい。自分のなりたい姿になれる道を選んでください!」
講演後も時間が許す限りインターン生からの質問に答えてくださった平山さん。
本当にありがとうございました!
平山里桜 (ひらやま りお) Profile
大阪出身。新卒パナソニック株式会社に入社。女性初の総合職として日本一の売上営業所に配属。
現在は株式会社ユニポテンシャルにてマネージャーとして活躍中。
Written by tomo.