ハッシャダイではヤンキーインターン参加者のために、これまでの人生では決して出会うことの無かったような各分野で挑戦する外部講師を招待し、様々な観点から成長に繋がるような講演会や、企業説明会を定期的に行なっています。
本日は、ハッシャダイの新規事業部にも携わる金山 貴人さんに講演していただきました。
夢の経営者に…
勉強もできる、スポーツもできる、第一志望の大学にも合格…順風満帆な人生を歩んでいた金山さん。
大学在学中に通信営業会社で働き、初月にして成績を塗り替えるという偉業を成し遂げます。
その後、就職した会社でも入社2年目にしてトップ5に入るという優秀さ。元々、18歳の頃から経営者が夢だったこと、副業OKの会社だったことが重なり、勤めながら自分の会社を設立します。
学生時代は海外旅行へ行くことも多かったことから、なんと!いきなりフィリピンにて事業をスタート。
フィリピンでの裏切り
フィリピンでは外資の規制があって自分1人では会社を設立できないため、設立するためのコンサルタントの人など手を貸してくれた人たちに裏切られてしまいます。
それによって資金はどんどん減っていく一方。
一緒に住んでいた共同パートナーであり、一緒に事業していた人も行方不明になってしまう状況で、金山さん自身も警察に逮捕されることになってしまいました。
ビザの申請を頼んでいたものの、正式に取得できておらず、その間も仕事を進めてしまったため、不法に仕事をしていることになってしまっていたことが理由。
当時を「僕自身もスピードが大事!気合いで!と価値観を押し付けすぎたかなと思う。人生終わったなと思った。不幸中の幸いで事情徴収のみで終わった。」と振り返る金山さん。
フィリピン滞在時間は約8ヶ月ほど、トータルで800万もの借金を背負うことになってしまったのです。
雇った日本人の仲間は新卒だったことに対して「責任がある。食べさせなきゃいけない。」と帰国後はリフォーム事業をスタートさせます。そこから約3ヶ月間は朝から晩までフルで休みなしで働き、800万の借金はすぐに返済することができたんだそう。リフォーム事業も軌道に乗り、今では5人に成長しています。
新しいことをやりたい
営業で登りつめた金山さんがフィリピンで体験した大きな出来事。持ち前の負けず嫌い精神で乗り切った後に思ったこと、”やっぱり、新しいことをやりたい!”という気持ち。
「僕はマネタイズのプロではあっても、そこにビジョンがなかった。」と語り、大学在学中に知り合ったハッシャダイ代表 久世に声をかけられ、2019年2月からハッシャダイ新規事業部の立ち上げにジョインしています。
営業の必要性とは
営業のプロである金山さんから学ぶ”営業の必要性”。
・ビジネスマンのベース(基礎)
・なりたい自分に近づくためのツール(手段)
お金を作る力、そのベースになっているのが営業であること。
営業力を持っていれば、どこの組織でも活躍できること。
「営業力は財産になる!なりたい自分への1番の近道は営業にある。」と語ります。
「この先、ロボット化する仕事がたくさんあるけれど、営業でロボットが来たら信用できる?営業は絶対になくならない仕事です。」と。
成果を出すために
成果を出すために必要な力についての話になると、インターン生の真剣度が増します。
「どんな力があったら売れると思う?」という金山さんの問いに考えるインターン生たち。
「伝えるというところもそうだけど、コミュニケーション能力が大事。相手のニーズに応えるということもコミュニケーション能力です。」と金山さんの答え。
ちなみに金山さん、18.19歳頃の時には、あまりイケメンではないけれど、コミュニケーション能力が高い友達のナンパ成功率のデータを取っていたことがあるんだそうです。
そのデータからは営業だけではなく、合コンでもコミュニケーション能力が長けていたらモテるということが証明されたんだそう!
「場数を踏むことで、相手が欲しいものは何かが分かるようになります。あと大切なのは引き寄せ力!」と金山さん。
「就職して2年でトップ5に入れたこともとても運が良かったと感じている。圧倒的に努力しなかったら結びつかないし、圧倒的努力をすることによって成長する。」
インターン生へ伝えたいこと
失敗と成功をたくさん経験してほしい!
「社会に出ると1回の失敗が取り返しのつかないこともある。そういうことにならないためにもヤンキーインターンは失敗できる場であると思う。ガンガン失敗して学んで、成功体験も積んで!!失敗が成長に、成功が自信につながる。トライしまくってください!」
本気でやればやりたいことも見つかる!
「今、夢があってそのためにこういうことをしないといけない…というところまで見えている子はいないと思う。目標を決めてそれに向かって頑張ることはできる、目の間にあるできることをしっかりやること。そして、出会いを大切にしてほしい。それが仕事につながることもあるし、それぞれの夢に向かってみんなで頑張っていける。」
学歴なんて関係ない!大切なものは「意思」の強さである
「僕の就職した会社は、まだまだ学歴を重んじる会社であった。大卒と言ってもどこの大学を卒業したかでレベルが違うこともあったけれども、大学だけで能力を測れないことを目の当たりにした。どれだけ想いがあるかというところに尽きる。思いがなかったら行動できないから、ちゃんと思いがある人になってほしい。」
ヤンキーインターン生の質問に金山さんが答えます!
Q:営業している中でモチベーションの軸をもっと知りたいです!
金山さん:僕の場合、自分で決めたことはちゃんとやりたいというタイプ。自分で決めたこともできないのになりたい姿になれるのかと思っていた。負けず嫌いでダサいことや見下されることは大嫌い。自分が思うまま、かっこよく生きたい。人は基本的に弱い生き物だからしんどくなる時もあるけれども、自分を奮い立たせて決めたことはやりきるということを続けてきました。
小さいことでもいい、高い目標でなくてもいい。営業だったらちゃんとお客さんのことを考え続けるとか定性的な目標でも良いと思う。
Q:どんな風に圧倒的努力をしてコミュニケーション能力をどう身につけたのですか?
金山さん:コミュニケーション能力を鍛えるにはどれだけ日々お客さんと触れ合えるか、ひとつひとつ振り返ることで磨かれていくのではないかなと思う。最初から人と話すことが得意なわけではなかったけど、お金を稼ぎたいという気持ちもあったし、ひたすら量を積み重ねました。声の掛け方、表情、クロージングの仕方など色々試してみる。量を積み重ねればコミュニケーション能力は上がっていくのではないかと思います。
Q:今後の金山さんのビジョンを教えてください!
金山さん:がっつりした目標は置いておらず、ただ楽しくてワクワクしていたい。裕福になりたいとかそういうことはない。家庭にも恵まれていたし、社会人になってからも周りの人に恵まれていて、お金持ちの人もたくさん見てきたけど、お金を持っているから幸せというわけではない。
どうやったら楽しくなるのか、それだけを考えている。自分が楽しいと思うところに海外は含まれています。
Q:やる気がなくなってきたときのモチベーションの高め方を教えてください!
金山さん:想い次第かなと思う。メリハリが大事。やっていて意味のないことはない。確かにうまくいかなくてへこむこともあるけど、僕はうまくいかなかったら負けず嫌い精神が発動します。
とにかく先のことを考える。うまくいかなかったらうまくいくように考えればいいだけ。先のことを考えられなかったら難しい。
なんで始めたのか、原点を見直すことも大事。切り替えを大切に、前を向くこと。
営業研修に日々励むインターン生にとって、営業の先輩である金山さんの話はとても心に響き、学ぶことが多かったようです。
質疑応答の時間が足りないくらい、みんな金山さんに色々と学びたいことや知りたいことがたくさん!
現在、金山さんはハッシャダイ新規事業部に携わっているので、ハッシャダイオフィスで会うこともあるはずなので、その時はまた、色々な話が聞けるはず。
ヤンキーインターン中に、たくさん失敗して学んで、成功体験を積んでいきましょう!
Written by tomo.