ヤンキーインターンに
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Sayumi
Kawagoe

"高卒"という暗闇を彷徨う

両親・姉二人の末っ子として育った私は、卒業前に起こった身内の不幸による金銭的理由などがきっかけで短大進学を辞退。アルバイト先でそのまま契約社員として働き、定職を探していました。
しかし、田舎の”高卒・フリーター”に対するハードルは高かった。探せど探せど断られる毎日、掛け持ちバイトで日銭を稼ぐ日々。
自身の学歴を少しでも変えたくて、わずかに貯まったお金を握り締め飛び立ったオーストラリア留学。やっと元のレールに戻れたかなと思っていた矢先、大怪我をしてしまい帰国を余儀なくされました。
状況は最悪。「何やっているんだろう私...」と半ば自暴自棄になりかけていました。

怪しさを超えた好奇心

そんな時に、ふと読んでいたブログで飛び込んできた"ヤンキーインターン"の文字。でも絶対に怪しいと思いました。知ってるんです、世の中そんなに高卒に優しくないと。
でももしかしたら...そんな少しの希望を持ち、姉に電話をしました。すると、突然姉から話始めました「ちょうどよかった!さっきヤンキーインターンっての見つけてさ!あんたこれどう?」って。
嘘でしょってぐらい完璧なタイミング過ぎてビックリしました。でもこれで私の興味は不安を超えていました。もしかしたらAV業界に売り飛ばされるかもしれない。でもそうなったらもはやネタ。甘んじて受け入れよう。必要ない覚悟まで持って東京へと旅立ちました。

本当の自立

上京当日、オフィスのドアを開けると、いきなりビデオカメラが回っていました。「ビンゴだ」と思いましたが、そんな訳もなく、たまたまNHKの取材日だったようでした。
それから、あっという間の半年間の研修。私は今、六本木の大手IT企業で働いています。
これまでは人に頼っちゃいけないと、ただ目の前のことにがむしゃらでした。でもそれが空回りして自暴自棄になってしまってもいました。しかし、私はヤンキーインターンで、素直になれる環境と、それを支えてくれる仲間と出会いました。
そんな今だからこそ、家族にも、そして父親にも胸を張って言えるかなって思います。
「さゆみのことは心配しないでね」って。