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2018.5.8

元ヤンキーが東大生、ハーバード生に講演?! ハッシャダイ×HCAP

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お久しぶりです、鉄拳の近藤です。

本日は、日本一若者に熱い男の異名を持つヤンキーインターンメンターの勝山が、ある組織に講演を依頼され、そちらに同行してきました。

講演のお相手は、こちらの2つの大学に通う学生たち。

 

 

みなさんご存知だろうか。

そう、なんと本日の講演の相手は、あの東京大学とハーバード大学の学生に向けてなのです。

東京大学は言わずもがな日本一の大学、ハーバードといえば、世界一の大学を決める”World University Rankings”で常にTOPを争い、世界中の超優秀な若者が集まるアメリカの名門大学である。

何故そんなそんな二つの大学に通う若者たちに、ある種対極である非大卒の若者の支援をするハッシャダイが講演を行うことになったのか。

東京大学の生徒が運営するHCAP(エイチキャップ)という、東京大学をはじめとするアジアのトップ大学とハーバード大学の学生交流プログラムがあり、そのプログラムでは様々な分野の専門家を招待した講演会を開催している。そして今回その講演会に「貧困削減」というテーマが選ばれ、我々の掲げる「若者の選択格差、機会格差の解消」のための活動が、貧困削減にも繋がるという事で、講演者としてハッシャダイに白羽の矢が立ったのである。

今回我々に講演の依頼をしてくださった、東京大学1年生の西尾さん。

高卒で英単語はappleしか知らないという勝山と、世界が誇る優秀な若者達、予測不可能なセッションが、今始まる。

ハーバードの学生たち。

講演会の内容は大きく分けて二つ。

ハッシャダイがどんな事業を行い、どのように貧困削減につながっているのか。

ハッシャダイがどんな事業をしているのか

地方には、本来ならもっと広い世界、そして様々な分野で活躍できる可能性を持った若者が、生まれ育った場所や環境のせいで、本意ではない仕事に従事している若者がたくさんいます。

そこでハッシャダイでは、地方在住の16~22歳の中卒・高卒の若者たちに少しのチャンスと知識を得られるように、人生の可能性を広げられるようにヤンキーインターンという半年間の研修サービスを提供しています。

東京で行われる研修には無料で参加する事ができ、生徒達は同世代の仲間達とハッシャダイが提供する寮で共同生活をしながら、営業やプログラミング、社会人としてのマナーを学び、半年後には様々な企業に就職していきます。

なぜ非大卒の支援を行なっているのか

それは私たち自身が非大卒であり、過去に学歴や、環境によって自分の人生を自由に選べなかったという過去があったからです。

登壇者である勝山も、当時はそんな自分の人生を選べない若者の一人でした。

中学時代は悪さに明け暮れ、得意だった野球で地元の強豪校に推薦で進学するも、問題行為を起こしてたった一年で退学。

退学後はさらに悪さを繰り返すようになり、将来のことなど何も考えずに過ごす毎日。

しかしそんな彼に転機が訪れました。

19歳の時、付き合っていた彼女との間に子供を授かったのです。

居酒屋のアルバイトをしていた彼は、このままでは家族を養っていけない。なんとかしてちゃとした仕事に就かなければ。

ですが当時の彼には世の中にどんな仕事があるのか。自分に何ができるのかという知識が全くありませんでした。

思いつく仕事は現場仕事、飲食業、夜の仕事、、、。しかしどれも自分のやりたいことではなかった。本気で続けられる自身がなかった。

そんな時、偶然嫁の兄が営業の会社を立ち上げるという話があり、一緒にやってみないかと誘われました。

今まで考えたこともなかった営業という仕事。多くの不安を抱きながらも、自分では選択肢を増やすこともできない。

彼は営業に挑戦することを決意しました。

そして死ぬ気で取り組みました。家族を守るために

すると驚く事に、1ヶ月目から日本一の成績を残し、更に4ヶ月連続でTOPを撮り続けました。

それまでに全く考えた事がなかった営業という仕事が、彼の輝ける場所だったのです。

そこから人生は180度激変。今までは決して会うことのなかった人たちと出会い、訪れるはずのなかった場所にいき、驚くようなスピードで人生が広がっていきました。

そんな夢物語のような経験を通し、彼は思いました。

「あのどうしようも無かった自分が変われるなら、同じように学歴や環境のせいで、地方で燻っている若者も変われるんじゃないか」

こうした経緯で勝山は今、過去の自分と同じ若者の可能性を広げるために、ヤンキーインターンのメンターとして活動しています。

全ての若者が、自分の人生を選択し、輝ける場所で働く事ができれば、社会はもっと元気になる。

東大生、ハーバード生の感想

東大生側では

・身近に高卒で働く友達がいるため非常に身近に感じ、事業内容に素直に感動した

・シンプルにかっこいいと思った。今後何らかの形で協力させてもらいたい。

ハーバード生側では、

・ビジネスモデルや取り組みなど非常に新規性があり、アメリカにも是非進出してほしい。ふんどしも刺激的だった

・日本企業や政府が貧困、機会格差に対してどのような取り組みを行なっているのかを学ぶのは非常に興味深った。

・メンター制度は、モデルケースを見せることで、インターン生のモチベを保つ良い方法だと感じた。

上記のように、多くのポジティブな意見をいただき、国や環境は違えど私たちの取り組みは共感してもらえるんだと、より一層、若者の選択格差解消に向けて活動して行く励みになりました。

HCAPのみなさま、今回はこのような素晴らしい機会を設けていただき誠にありがとうございました。

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