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2018.12.11

従来のリゾートバイトサービスとハッシャダイリゾートが運営するトラベルインターンが異なる理由

リゾートバイトではなくトラベルインターン、それがハッシャダイリゾート。その言葉の違いにはどのような意味が含まれているのか。また、ハッシャダイを一躍有名にしたヤンキーインターンからトラベルインターン事業をスタートした理由とは。ハッシャダイ取締役 橋本 茂人にインタビューしました。

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数あるリゾートバイトサービスとハッシャダイリゾートが運営するトラベルインターンとは何が異なるのか。
そもそもハッシャダイリゾートは”リゾートバイト”という言葉を使わない。”トラベルインターン”という言葉で運営している。
その違いについて、ハッシャダイならではの理念について、2018年8月から本格始動したハッシャダイリゾートについて、ハッシャダイの取締役である橋本 茂人に話を聞いた。

Q:ハッシャダイは非大卒の若者の選択格差を解消することを「ヤンキーインターン」を通して行なってきましたが、新たに「ハッシャダイリゾート」を立ち上げた経緯とは?

今までヤンキーインターンで若者の選択肢を広げていこうと、非大卒全体に対してアプローチしてきたけれども、ヤンキーインターンのブランドが確立されていくに従って非大卒全体をカバーできなくなってしまっていたという問題がありました。
ヤンキーインターンは非大卒の中でも意識の高い若者たち、自分の人生に課題感を感じていて、ある程度”こうなりたい”とか”こうしなければならない”とか自分の未来の姿が明確に見えている子達が参加するようになってきているんですね。
本来、僕たちがヤンキーインターン立ち上げ当初ターゲットとしていたのは、自分に対する課題が明確ではなく、目の前のことに全力でいる子達、サービス名にもあるいわゆる”ヤンキー”という層の若者に来てもらえなくなってきている。
それくらいヤンキーインターンは、非大卒の若者の中でも敷居の高い場所になってしまっていて。

 

−−−ヤンキーインターンは徐々に敷居が高くなり、意識が高い非大卒の若者たちが集まっているということですね。

そうですね、そういう経緯があって。
一度はヤンキーインターンの間口をもっと広げて色々な非大卒の若者たちが参加できるようにしようかとも考えたんですけど、それでも元々ヤンキーインターンで抱えられるキャパシティが決まっていて、どうしても限られた人数しか無理というそもそもの問題もありました。
毎年何万人と新高卒で社会に出ていく若者がいる中で、僕らが受け入れられる範囲が少なすぎて、選択肢を広げてあげられない若者たちがまだまだ多い。
そこで、今すでに非大卒の若者たちやフリーターの子達を抱えている市場に僕らが参入して、その市場の中で彼らをサポートできるような事業ができないかと考えた時に思いついたのがハッシャダイリゾートでした。

 

−−−ヤンキーインターンで抱えられるキャパシティというのは、6ヶ月のビジネスコースであればハッシャダイの原宿オフィス3Fで行なっている研修スペースなどの関係ということでしょうか?

そうです。受け入れ先がうちしかないというのが問題で。
ただそこはハッシャダイリゾートだと就業先がハッシャダイではなくなって、日本全国各地にあるので、無限ではないけれど無限であると。

Q:リゾートバイトという言葉を使わずにトラベルインターンという言葉を使っている理由とは?ヤンキーインターンだからトラベルインターン?

それでいうと、ヤンキーインターンの”インターン”という言葉も本来の使われ方と違う感じではあるんですけど、ヤンキインターンの方はキャッチーさを目指してつけたネーミングだというのが根底にあります。
トラベルインターンに関しては、正直リゾートバイトの仕組み自体が若者に気づきを与える良い仕組みだなとは思ったんですけど、”リゾートバイト”という名前で損をしているなと感じたからです。

 

−−−損をしているとは…?

現地の人に聞いてみても”リゾートバイト”というのは夜の仕事とかチャラいというようなイメージがあるようで。
それでいて意外と若者たちには浸透していない言葉なんですよね。
そのような理由から新しい言葉を作っても問題なく、むしろ作った方が良い、僕たちの思い描いていた事業内容も分かりやすいということで”トラベルインターン”という言葉を使っています。

Q:トラベルインターンの男女比率は?

現状はわずかな差ですが、男性の方が多いですね。でも問い合わせは女性の方が多いです。

Q:ハッシャダイリゾートを運営するにあたって1番気をつけている部分は?

 

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僕らが”移動=教育”と言っていますが、やはり1番は今までのコミュニティから一歩踏み出して新たな場所へ移動して働く、ということに意識を向けて欲しいんです。
従来の似たようなサービスの訴求ポイントである時給なども、もちろん伝えはするんですけれども、大切にしてほしいのが渡航先で出会ったことのないような人たちと出会うこととか、移動することによって色々な人とコミュニケーションをとることによって、毎日どのようなことを学びを得たかという部分。だからこそ、何よりもCSに気をつけています。
CSを担当している者に”いかに渡航者たちに気づきを与えられるか”という部分を意識してもらっていますね。

 

−−−”いかに渡航者たちに気づきを与えられるか”という目的のために気をつけていることを具体的に教えてください。

入り口に関しては、他のリゾートバイトと同じく、ハードル低く参加してもらうことが大事だと思っています。
その上で今特に大切にしているのは参加後のコミュニケーション。
ハッシャダイリゾートのHPにもリゾート”旅”と書いてありますけど、「初めての小さい旅(Tiny Journey)」をサポートするという意識を持ちながら対応してほしい!とメンバーにも伝えています。
そうなるとかけてあげる言葉や事前に準備しておくべきこととかも変わってくるんですよね。
例えば、現地に行った後に「何か自分の中で変化はありますか?」とか「地元と違う部分はどこですか?」などのコミュニケーション。適切な問いかけやアクションを行うことによって、気づきを得るきっかけ作りを行っています。

最近だと”旅のしおり”を作ってあげたりとかしてましたよ。「向こうについたらここへ行ってみてください!」みたいなオススメマップみたいなもの。
既存の考えであればそういうところはどうでもいいかもしれないけれど、そういう発想が浮かぶことも、意識を持っているからじゃないのかなと思います。

Q:言葉以外に他のリゾートバイトサービスとハッシャダイリゾートのトラベルインターンの違いとは?

 

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企業や施設の方からも、すでにハッシャダイは若者向けのサービスをしているという認知はしてもらっているので、若者が働きやすい環境の求人が比較的に集まっているのは肌で感じますね。
あとは他のところだと、登録者数の半数以上が30代以上という比率だったりもするんですが、ハッシャダイリゾートの場合は問い合わせしてくれるユーザーの約95%が20代、もしくは20代以下なんです。
そういう意味でも若者向けのサービスとかサポートは他と比べても整ってきていると言えます。

 

−−−渡航先で何か悩んだり、困った時にいつでもハッシャダイリゾートのCSに相談できるとか?

そうですね、今はLINEですぐに相談したり連絡したりできるような体制を整えてますけど、渡航者も増えてきたこともあり、いずれはそのコミュニティ内で問題を解決できるようになってほしいですね。
やっぱりどこまでいっても”トラベルインターン”はしてほしいので、問題にぶつかっても渡航先にあるコミュニティの中で解決してほしかったりとか、そこで価値観を共有してほしい。
例えば沖縄でトラベルインターンしている若者のコミュニティ、北海道でトラベルインターンしている若者のコミュニティと、そんな風に。

ヤンキーインターンよりもトラベルインターンの方が気軽だという理由は?

初めての旅と位置づけているのは、そこで親にしても本人にしても、家を出たことによる心境の変化を味わってほしくて。そこで初めて親離れできるかもしれないし、もしかしたらやっぱり実家にいてもらわないと困るという場合もあるかもしれません。
でも親離れ子離れっていつかは必ず来ると思うんですよ。
とはいえ、いきなり東京へ行く!ヤンキーインターンはそういうことなんですけれども、突然だと帰ってきてほしくても帰りたくても無理だし…という。
だから、ヤンキーインターンの前段階のサービスというイメージです。

 

−−−そのまま東京で就職したら長期の休暇くらいしか帰れなくなる可能性もありますしね。

そう、でもトラベルインターンの場合は、このままずっと行ってしまうというよりは、親御さん的にも寂しいと思っていたけど意外とそんなに遠くないし、いつでも帰ってこれるからもうちょっと楽しんだら?とか色々見てきたら?とかって後押ししてくれる方が多いですね。
またそれは若者本人にとっても、同じだと思います。

 

−−−ヤンキーインターンの場合は3ヶ月か6ヶ月と期間が決まっていますが、トラベルインターンの期間は決まっているんですか?

トラベルインターンの期間は選べます。逆に言うとなるべく3ヶ月以上はいてほしいなと思っていて…結局、新しいコミュニティに飛び込んだ時に、第一印象で良い・悪いを決めてほしくないんですよね。”住めば都”という言葉もありますし、人も場所も絶対に魅力があると思うんです。
そこから楽しくなって1年働くのも2年働くのもそれは自由です。

トラベルインターン後にヤンキーインターンにステップアップしていくというイメージ?

それも全然ありだと思います。
移動をすることで環境が変化して、新たな出会いや場所によって新しい価値観が身につき、選択肢が増える、その後やっぱり地元に戻りたいというのもありだと思うし、トラベルインターンで行った渡航先をもっと盛り上げたいと思うかもしれない。
もしくはもっと力をつけてスーツを着て働きたい!とか、エンジニアになりたい!とかって思ったらヤンキーインターンに来るのもひとつの選択肢です。

 

−−−今後の人生の舵をきる前に、トラベルインターンで整理するような。

そうですね。トラベルインターンでは【meet your unkown】という言葉をテーマにしていて。
まだ知らない自分に出会いに行ってどう感じるのか、というところを大切にしてほしい。

Q:ハッシャダイの理念である「非大卒の若者の選択格差を解消」という部分をハッシャダイリゾートを運営している中で感じる瞬間は?

 

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直接的に感じるのはSNSですね。
ハッシャダイリゾートでトラベルインターンした子たちがSNSで「沖縄へ行ってこんなことが知れた!」とかそういう発信をしているのを目にした時に、新しいこと、知らない自分に出会えたんだなと思いますし、またそこに対して友達が「いいな〜」とか「行ってみたい!」とかってコメントしてたりするのを見ると、その子の選択肢が広がったことによってその子の周りの選択肢も広がっていっているんだなと。
ダイレクトに感じる瞬間はそういう時です。

Q:ハッシャダイリゾートが成功したと言えるゴール地点のようなものはイメージされていますか?

ハッシャダイリゾートが高校を卒業した時点での第3の選択肢になること。
それがひとつのハッシャダイリゾートの目指す姿なのかなと思っています。
進学するか就職するか、その2択がメインである現状ですが、これを選択することって結構重い、それに自分の人生においてどっちが正解かも分からない…そういう中で、それぞれをどっちか決めるために一旦考えるという選択肢もありじゃないか、と。

 

−−−ちょっとゆっくりしながら考えて振り返って…みたいな。

そうですね、ハッシャダイリゾートというよりは”遊学する”という選択肢として、第3の選択肢になれればと思っています。
就職の準備期間として大学がある訳なんですけれども、4年というのは長い。僕自身も後半1年くらいあれば十分だったと思ってます。
だからこそ、半年か1年くらい自分にきちんと向き合ってみて、本当にやりたいことは何なんだろうというところを、既存のコミュニティや既存の概念から離れて考えてみるという期間を経てから、もう1度、進学するのか就職するのかを決める。そうすれば今問題になっている離職率が中卒・高卒・大卒で違うという部分もフラットになるだろうし、企業とのミスマッチもなくなるだろうし、やりたいこと見つからなくて最悪のパターンだと自殺を図ってしまうとかっていうことがなくなってくるのではないかなと思います。

 

 

人生の方向性を決める重大な決断である進学・就職の2択。今後の自分の人生のために自分自身としっかりと向き合う時間を持てるトラベルインターン。
渡航先での新たなコミュニティや出会いを大切に、そしてそこで”学ぶこと”を忘れないようにサポートしてくれるトラベルインターンは若者の今後の人生に、どんな形であれ、必ず良いスパイスとして残るはずだろう。

 

◾️ハッシャダイリゾート公式HP

 

Written by tomo.

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